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本多孝好『チェーン・ポイズン』講談社

チェーン・ポイズンチェーン・ポイズン
(2008/10/30)
本多 孝好

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 “一年我慢すれば、私が楽に死ねる手段を差し上げます。” 公園で出会った謎の人物のこの言葉を契機に、生きることにつかれた三十代の元OLの死に向かう一年はスタートした。会社を辞め、約束の日まで一年間暇を持て余した彼女は成り行き上児童養護施設でボランティアをすることになるのだが…
 雑誌編集者の原田はここ一ヶ月の間に相次いで命を絶った三人の自殺者に興味を持つ。難聴を患った天才ピアニスト、猟奇事件の遺族、しがないOL。何ら接点を持たない彼らの死には二つの共通点があった。一つは死因がアルカロイド性の毒であること。もう一つは自殺の理由が生じてから、自殺を決行するまで一年の期間を設けていること。これは果たして偶然なのか?原田は自殺した女性の周囲を探ることで何らかの答えを得ようと試みるのだが…
 物語は自殺志願の元OLの日々と、原田による服毒自殺事件の調査を交互に描いていく。(元OLパートの方が編集者パートより一年前の話となっている)この構成が本書の推理小説としての核に大きく関わってくるのだが、ちょっと露骨過ぎる感があり、ラストのサプライズが読めてしまった人も多いのではないだろうか。著者の作品は『MISSING』から『FINE DAYS』までの四作を読んできたが、本書はそれらよりもかなり推理小説を意識したものになっている。実際、推理小説としてもそれなりのものにはなっているのだが、やっぱりどこか物足りない。個人的には、本書のような推理小説よりの作品よりも、従来の短篇のような作品を書いてもらいたい。そう言う意味では、このミスで予告された『MOMENT』の続編(スピンアウトと言った方が適切か?)が楽しみ。
  1. 2009/04/24(金) 01:59:41|
  2. 本多孝好
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:2
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コメント

読めなくて、ビックリでした。

トラックバックさせていただきました。
  1. 2009/05/29(金) 02:10:28 |
  2. URL |
  3. 藍色 #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

TBありがとうございます。
こちらからもさせていただきました。
  1. 2009/06/01(月) 04:54:01 |
  2. URL |
  3. N→K #-
  4. [ 編集 ]

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チェーン・ポイズン 本多孝好

装幀は高柳雅人。講談社創業百周年記念出版「書き下ろし百冊」第1弾。 自殺を決めた女性の一年間と、不審な連続自殺を追う記者。視点が交錯...
  1. 2009/05/29(金) 02:09:17 |
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